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創業計画書の書き方、日本政策金融公庫の記入例どおりで大丈夫?

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日本政策金融公庫の創業融資は、創業計画書だけで融資を受けることができるので、是非とも利用したいものです。
ですので、創業計画書の出来が、非常に重要になります。
創業計画書のフォーマット(外部リンク)

日本政策金融公庫では、創業計画書の記入例を提供しています。
ご自身で創業融資の申請をする場合、この創業計画書の記入例を参考にしながら、作成することになるでしょう。
ですが、記入例のような創業計画書で、本当に融資を受けることができるのでしょうか?

創業融資の審査の重要ポイント

日本政策金融公庫の創業融資の審査で、特に重要なポイントは、
・自己資金と融資の金額のバランス
・開業する業種の経験
・借入を返済できるかどうか
の3つになります。
ですので、創業計画書で、この3つについて、説得力のある説明ができるかが非常に重要になります。

創業計画書の記入例では不十分

日本政策金融公庫では、創業計画書の記入例を提供しています。
さっそく、記入例を見てみましょう。
創業計画書の記入例(外部リンク)

創業計画書の記入例をみて、どう思いましたでしょうか?
「あれっ?意外と簡単そう」と思いませんでした?

もし、あなたが、希望する融資の金額が高額ではなく、かつ、自己資金が十分あり、かつ、開業する業種の経験が十分であれば、記入例のような計画書でも融資を受けることができる可能性は高いでしょう。

ですが、希望する融資の金額が高額である、または、自己資金が十分ではない、または、開業する業種の経験が十分ではない、という方は、記入例のような創業計画書では、融資を受けることは厳しいでしょう。

希望する融資の金額が高額である場合、銀行もリスクが高くなるので、審査も慎重になります。
ですので、高額の融資の場合、自己資金と経験が十分であるとしても、記入例のような創業計画書のレベルでは、厳しいでしょう。

ご自身で創業融資の申請をされた方が成功する確率は、30%程度と言われています。
おそらく、失敗してしまった方も、記入例を見ながら創業計画書を作ったことでしょう。
創業計画書の出来だけが、失敗の原因ではないでしょうが、記入例を見ながら作っても、あまり成功していないようです。

特に重要な項目

日本政策金融公庫の創業計画書は、全部で8つの項目からできています。
その中でも特に重要な項目は、
・「2.経営者の略歴等」
・「7.必要な資金と調達方法」
・「8.事業の見通し」
でしょう。

なぜかと言えば、先ほどお話しした審査の重要ポイントに対応するからです。
「経営者の略歴等」は、開業する業種の経験に対応しますし、「必要な資金と調達方法」は、自己資金と融資の金額のバランスに対応しますし、「事業の見通し」は、借入れを返済できるかどうか、に対応します。

添付した方が良い資料

創業計画書のフォーマットは、事業計画のエッセンスが詰まった素晴らしいものだと思います。
ですが、創業計画書のフォーマットは1枚にまとめた分、ザックリし過ぎています。
ですので、もっと詳しく作る必要があります。そのために、添付資料が必要になります。

具体的には
・売上の予測の根拠資料
・商品・サービスの内容、ビジネスフローの説明資料
・資金繰り表
といった資料をきちんと作れば、審査でプラスになるでしょう。

まとめ

自己資金や経験が少しぐらい不足していても、創業計画書でしっかり説得力のある説明ができれば、問題ありません。
創業計画書の書き方については、項目ごとに詳しく書きましたので、以下のコラムをご覧くださいね。

創業計画書の書き方のポイント①創業動機

創業計画書の書き方のポイント②事業経験

創業計画書の書き方のポイント③取扱商品・サービス

創業計画書の書き方のポイント④取引先・取引関係等

創業計画書の書き方のポイント⑤従業員、借入の状況

創業計画書の書き方のポイント⑥必要な資金と調達方法

創業計画書の書き方のポイント⑦事業の見通し

【まとめ】創業融資を成功させる創業計画書の書き方のポイント

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石水 克一

石水 克一

大阪市中央区本町の日本政策金融公庫の創業融資に強い税理士です。 起業家支援に特化した代表税理士が担当者となり、お客様の近くに寄りそって、しっかりと経営サポートをします!
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