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創業融資の自己資金、気をつけるポイント

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創業融資では、自己資金がいくらあるのかを非常に重視します。
なぜ、自己資金をそんなに重視されるかというと、2つあると考えます。
一つは、自己資金が少なければ、設備投資・運転資金を借金に依存するため、資金リスクが高いと考えられるためです。
もう一つは、自己資金は、起業家の熱意・計画性を示すものだからです。本気度が高ければ、きちんと資金の準備はしていますよね、ということです。
ただ、お金だったら何でもかんでも自己資金として認められるわけではありません。
自己資金について、正しく理解しましょう。

自己資金とは

自己資金とは、何でしょうか?
一言でいえば「誰にも返さなくてもよいお金」のことです。
言い換えれば、誰かに返済しなければならないお金は、すべて自己資金とは認められません。

自己資金の要件

日本政策金融公庫の新創業融資制度の自己資金の要件は、融資金額の1/10以上となっています。言い換えれば、自己資金の9倍まで融資できますよ、いうことです。
地方自治体の制度融資では、自己資金の要件はありません。
言い換えれば、自己資金なしでも融資できますよ、ということになります。
ただ、実際のところ、自己資金の9倍の融資を受ける、自己資金なしで融資を受けるというのは、厳しいでしょう。これらは、あくまで形式的なものと考えましょう。
現実的には、創業融資で借り入れできる金額は、自己資金の2~3倍まででしょう。

いくら必要

創業融資で借り入れできる金額は、自己資金の2~3倍までです。
ですので、融資を受けたい金額の1/3以上の自己資金が必要でしょう。
それに加えてもう一つ、希望金額がいくらであれ、最低100万円は用意しておきたいところです。
本気で起業しようとするのなら、100万円は何とか自分で貯められるでしょうという考えです。

必ず通帳をチェックされる

創業融資の面談では、必ず直近6カ月の通帳がチェックされます
これは、自己資金をどのように作ってきたのかを確認しているのです。
直近の残高だけを確認しているのではありません。

自己資金の基本は、「自分でコツコツ貯めたお金」

自己資金の基本は、「自分でコツコツ貯めたお金」です。
自分でコツコツ貯めたお金が、起業家の計画性・熱意という点で一番評価されます。
コツコツ貯めるオススメの方法は、定期積立です。計画的かつ確実に貯めることができます。

もし、コツコツ貯めたけれど、それでも自己資金が足りない場合は
創業融資で、自己資金が足りない!どうすればいい?をご覧ください。

見せ金は厳禁

見せ金とは、創業融資の審査に合わせて、通帳の残高を大きく見せるために、一時的な借り入れにより調達したお金を言います。
見せ金について、銀行は、創業者の通帳を厳しくチェックしています。
見せ金について、色々と理由をつけて自己資金と主張する人もいますが、結局のところ、証拠資料もないので、納得させることはできません。
何より、信用を大きく損ないますので、見せ金は絶対にやめましょう。

資本金

会社で起業する場合、資本金=自己資金と考えられる方がいますが、そうではありません。
あくまで、チェックされるのは代表者の通帳です。
資本金として登記されていても、設立前に一時的な借り入れをしてたり、設立後に借り入れの返済があったような場合は、見せ金として判断されます。

会社設立時の資本金の決め方、目安と最低金額はいくら?

タンス預金

タンス預金は、基本的に、自己資金としては認められません。
どのようにして作られたお金かわからないからです。
タンス預金がある場合は、できるだけ早く通帳に入金しましょう。時間が経過しても返済されないということがわかれば、「返さなくてもよいお金」として自己資金と認めてくれる可能性が出てきます。

まとめ

自己資金の基本は、「自分でコツコツ貯めたお金」です。
見せ金は、銀行もたくさん経験していますので、まず通用しません。
早くから計画的にコツコツ貯めることが、創業融資の成功の秘訣です!

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石水 克一

石水 克一

大阪市中央区本町の日本政策金融公庫の創業融資に強い税理士です。 起業家支援に特化した代表税理士が担当者となり、お客様の近くに寄りそって、しっかりと経営サポートをします!
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