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日本政策金融公庫の創業融資で失敗するパターン

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創業融資は、スタート時点の資金を確保するためにも、ぜひとも受けるべきです。
ですが、創業融資は、一発勝負です。
一度失敗すると、最低半年間は、再申請することができません。
日本政策金融公庫の創業融資で、失敗するパターンをまとめました。
失敗するパターンにあてはまらないか、チェックしましょう!

自己資金がゼロ、ほとんどない

自己資金とは、一言で言えば「返さなくてもよいお金」のことです。「自分でコツコツ貯めたお金」が基本になります。
銀行は、自己資金を非常に重視しています。
ですので、自己資金がゼロ、または、ほとんどない場合は、融資を受けることは難しいです。
最低でも100万円は貯めましょう。
自己資金がいくら必要かの目安ですが、
融資を受けることができる金額は、自己資金の2~3倍が限度となります。
ですので、融資を受けたい金額の1/3以上の自己資金が必要でしょう。

創業融資の自己資金、気をつけるポイント

創業融資で、自己資金が足りない!どうすればいい?

経験がない

新創業融資制度の要件に、「6年以上の業界の勤務経験」というのがあります。
ですので、銀行は、業界経験を非常に重視しています。
どれぐらいの長さの経験が必要かは、要件から考えると、6年以上が一つの目安になるのではないでしょうか。
勤務経験が6年より少しぐらい短くても、自己資金・信用情報など他のポイントがしっかりしていれば、問題ないでしょう。
まったくの未経験では、融資を受けることが難しいです。
最低でも1年は経験を積みましょう。そのうえで、起業にあたって努力してきた活動や、他の業種の経験で培ったこれからの事業に活かせるスキル・ノウハウをアピールしましょう。
営業、マーケティング、マネジメントなどの経験は、どの業種であっても活かせるでしょう。

日本政策金融公庫の創業融資、経験が足りない・未経験でも大丈夫?

信用情報にキズがある

創業融資では、事業の実績がないため、代表者個人の信用情報を非常に重視しています。
日本政策金融公庫は、CICという個人信用情報機関に加盟していて、個人の信用情報をチェックしています。
信用情報にキズがあると、融資を受けるのは非常に厳しいです。
信用情報にキズがあるというのは、自己破産などの債務整理、クレジットカード・携帯電話代の延滞・遅延があることなどです。
自己破産などの債務整理の履歴は5~10年間、延滞・遅延の履歴は5年間は残ります。
ですので、履歴が抹消されるまで、待つしかありません。
信用情報に不安がある方は、CICの信用情報を確認することをオススメします。
インターネットで開示請求をして、確認することができます。

日本政策金融公庫の創業融資、信用情報にキズはないか?

税金の遅延・未納

銀行は、「社会的にきちんとしている人か」という判断をしています。
ですので、税金の支払いに遅延・未納がある場合は、融資を受けることが難しいです。
サラリーマンの場合、所得税・住民税については、会社で天引きされているでしょうから問題はないでしょう。
ですが、自動車税・固定資産税の支払いについては、大丈夫でしょうか。もし、未納のものがあれば、申込みの前に支払いを済ませておきましょう。

家賃、公共料金の遅延・未払い

家賃、水道光熱費などの公共料金の支払いの状況はチェックされています。
銀行は、「期日どおりにきちんと支払ができる人か」を見ています。
ですので、遅延・未払いがある場合は、融資を受けることが難しいです。
もし、未払いのものがあれば、申込みの前に、支払いを済ませておきましょう。
なお、健康保険料・年金などの社会保険料の支払いについては、現状ではチェックされていないようです。

カードローンなど高い金利の借入れがある

カードローン、消費者金融、キャッシングなどの高い金利の借入れについては、厳しく評価されます。
創業融資として貸したお金が、カードローンなどの支払いに使われるのでは、と疑われてしましまいます。
カードローンなど高利の借入があっても、少額であれば融資の可能性はありますが、返済計画をしっかりと説明できなければなりません。

創業計画書の完成度が低い

創業融資の審査は、創業計画書がベースになります。
ですので、創業計画書の出来が、非常に重要になります。
日本政策金融公庫は、創業計画書の記入例を提供していますが、少しザックリし過ぎています。
自己資金、経験に不安がある場合は、記入例のレベルの計画書では、厳しいでしょう。
特に、高額の融資の場合は、自己資金・経験が十分であっても、記入例のレベルの計画書では、融資を受ける可能性が低いでしょう。
記入例よりも詳しく作る必要があります。資金繰り表などの添付資料も作りましょう。

創業計画書の書き方、日本政策金融公庫の記入例どおりで大丈夫?

【まとめ】創業融資を成功させる創業計画書の書き方のポイント

面談の態度が悪い

日本政策金融公庫の創業融資の面談は、1時間程度で行われます。
面談では、「経営者としての資質」を審査しています。
ですので、面談での態度は気をつけなければなりません。
担当者からの質問には、厳しい内容のものや聞かれたくない内容のものもあるかもしれません。ですが、絶対に「怒らない」「ウソをつかない」ようにしましょう。

日本政策金融公庫の創業融資の面談のポイント

まとめ

日本政策金融公庫の創業融資で、失敗するパターンをまとめました。
このなかで、創業計画書と面談については、これからのことになるので対策しやすいです。
創業計画書の完成度を高めるには、専門家のサポートを活用することをオススメします。
面談についても、専門家に同席してもらうと、融資の担当者とのコミュニケーションが円滑になるので、オススメです。

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石水 克一

石水 克一

大阪市中央区本町の日本政策金融公庫の創業融資に強い税理士です。 起業家支援に特化した代表税理士が担当者となり、お客様の近くに寄りそって、しっかりと経営サポートをします!
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